園長です。

特別養護老人ホームの工事もいよいよ後半戦に突入です。

県の中間点検査の際、建物内部に潜入して皆様のために隠し撮りをしてきました。

 

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1階の食堂はこんな感じ。

本当はもう少し光庭を大きくしたかったのですが、まあ、無いよりかは・・・。

 

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2階の食堂です。やはり自然光がよく入ります。

風の通りも体感することができました。

 

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ここはお風呂場になる予定です。

各階に特殊浴槽が2基設置されます。ベッド数50床で機器4台というのは、かなり贅沢な仕様ですね。

その理由は、近年入居者の方々の平均要介護度が、4以上で高止まりしていることにあります。

10年前は「個浴」という一般家庭に近い形の入浴設置が主流でしたが、それでは入居者の方も職員もお風呂が「重労働」となってしまい、折角のリラクゼーションの機会が失われていたことが課題でした。

入浴のあり方を再考し、現時点での最適解を導き出したと考えています。

 

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ここは居室になる予定です。

面積的には決して広くはありませんが、今回は全室個室にこだわりました。

平面図をあれこれ試行錯誤しましたが、縦型の敷地なのでどうしてもずらりと並ぶ配置になります。

入居者の方、ちょっと迷ってしまわれるかもしれませんね・・・一工夫しないと。

 

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玄関入ってすぐの事務所。

うーん・・・わかってはいたものの、やはり狭いですね。

構想どおりICT化が進めば大丈夫なはずなのですが、うまくいくかは神のみぞ知るところです。

 

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そして最後は法人本部事務所です。

景色が良いので、ここが一等地かもしれません(笑)。

 

今回はここまでのご紹介です。

コロナ騒ぎ、相次ぐ値上げ、他の事業計画との兼ね合い、DXへの変革等々、本当に制約だらけの中で難儀しましたが、ようやくここまで形になりました。

とはいえ、建物は立派でも肝心なのはその中身。

私自身が老人ホームで暮らすとしたら、住環境以上に「どんな人がケアをするのか」を重視して選びます。

本当の正念場はここからです。