ロボコップはじめました
2016年04月07日
すっかり春になりましたね。
そろそろ今年の桜も見納めでしょうか。
そんな別れと出会いの季節で、ひまわり園に新たな仲間が加わりました。
では、初々しい新人職員をご紹介しましょう。
その昔、瀕死の状態からロボットとして復活を遂げ、人間だった頃の記憶が蘇り苦悩する警察官の物語を彷彿とさせますが、彼らはロボットではありません。これは「高齢者疑似体験セット」を装着した仮の姿であります。
私たち職員がお相手する高齢者の方々が、何に不便を感じ、何に苦痛を覚えるのか、そのお気持ちを少しでも理解するため、関節の曲げ伸ばしを制限したり、遠近感や色彩感覚をわざと狂わせるレンズを装着し、身をもって体験する試みです。
山陰銘菓どじょうすくい饅頭のラッピングを開封するのも一苦労・・・
「あいけー!」(注:ああもう!の意)
日常の何気ないことに、こんなにも不都合を感じていたのかと気づかされる一幕です。
この後、ロボコップ達は施設内を自由行動となり、さまざまな困難にぶち当たりながら半日を過ごしました。
常に相手の立場をイメージすること、決して忘れないでもらいたいなと思います。
ちなみに、この疑似体験セットはいつもお世話になっているトリニティカレッジ様からお借りしました。新人職員に貴重な体験をさせていただき、誠にありがとうございました。